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発刊にあたって 主席 梁華勝太平紳士
本会の創立は1951年、旧所在地はモンコックマックフォーソン技場内、その後、1975年、政府より大角咀福全街(タイゴックジュイフクチュンカイ)に旺角(ウォンコック)街坊会(カイフォンウイ)陳慶(チャンヒン)社会服務中心の建設用地として3000平方メートルを越える土地を譲り受け、積極的にそのセンタービル建設計画を推進しました。旺角街坊陳慶社会服務中心は1980年より正式に社会福祉サービスの提供を開始し、社会福利署の支援の下、時代の流れに沿った、また常に社会のニーズに対応して、その福祉サービスの内容を革新し、地域を思いやり、様々な年齢層の方や家庭環境の方に総合的な社会福祉サービスを提供して参りました。陳慶社会服務中心は旺角街坊会により建設、管理されています。五階建てセンタービルには様々な用途に使われるコミュニティーホール、高齢者活動センター、会議室、活動室、自習室、図書室、西洋医学及び歯科診療所が設けられております。さらに今後は中国漢方診療所の開設も予定しており、益々、多元的な福祉サービスが提供できることとなるでしょう。過去六十年間に渡って当会は『守望相助(助け合いの心)・休戚相関(関心しあう心)・患難相扶(支えあう心)・移風易俗(よくない習慣は改めようという心)』を四大モットーとし、『承先啓後(前人の経験を受け継ぎ、新しいもの想像する)・与時並進(時代と共に進む)・積極進取・未来拓展』の理念を以って会員の皆さんに奉仕し、有益な娯楽健康福祉活動を提供して参りました。
大角咀福全街の洪聖廟は記載によると、元は深水埔の界限街と大角咀道が交わるあたりの福全郷にありましたが、1928年、政府の区画整理により福全郷一帯は取り壊され、郷内にあった洪聖廟は福全街に移されました。毎年旧暦の二月十三日は洪聖公の生誕記念日とされ、昔時は盛大な生誕祝賀活動が行なわれていたそうです。
中国文化の発揚のために、また洪聖生誕の伝統を引き継ぎ、観光客や各界の方々に大角咀(ダイゴックジョイ)を知っていただくために、当会は油尖旺民政事務局の協力を得て『大角咀祭』を開催しました。福全街、菩提街、合桃街、櫸樹街、杉樹街の一角に仮設舞台を設置し、中国伝統芸を披露し、また千人盆菜(プンチョイ)(新界郷土料理)の宴を催しました。また無料にて若者や地域の方々に“オリジナル出店”のテントを提供しユニークで特色ある物を販売してもらいました。これは香港の経済を振興させるために若者の創造力を発揮させよという政府に応じた活動内容で、私たちは香港の発展のために政府と一心に努力をしたいと思っています。そして催しの大詰めで最も注目されたのは香港では史上初の長さ500尺(約150メートル)のドラゴンダンス(龍舞)です。
今回の『大角咀祭』が大成功裏に幕を下ろすことができましたのは、ひとえに政府関係の各機関、地域団体のご協力、そして更には各界の心温かく情熱的な人士よりの御賛助の賜物です。ここに『大角咀祭』を記念してこの冊子を作成し、今回の活動をご支援くださった全ての方々に感謝の意を表したと思います。今後も『大角咀祭』が続いて行くことを願い、そして地域の皆さんのご幸福を心よりお祈り致します。
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